現物株取引と税金のしくみ

株式投資で儲かったお金、もちろん全てを独り占めにすることはできません。所得の一部として扱われることになるのでそこには税金が課されることになり確定申告をする必要があります。では通常の現物株を取引するにあたり、どのような税金があるのか仕組みを説明していきましょう。


譲渡益にかかる税金

現物取引で行われる株の売買で得た利益のことを「譲渡益」といいます。この譲渡益に課されるのが「譲渡益課税」です。譲渡益に課される税率は20%で、サラリーマンがもらう給与などの所得とは別にして税金が計算されます。ちなみに利益が20万円を下回る場合には課税されません。


配当金にかかる税金

投資家が配当金を受け取った際に課される税金を「配当税」といいます。確定申告することにより配当金の5%から10%程度の控除や還付を受けることができますので、よく確認しておくことが大事です。但し、一つの銘柄で年間10万円以下の少額配当であれば確定申告が免除されます。


個人で確定申告を!

会社でもらう給与などの所得に関しては、会社側が年末調整をしてくれるため自動的に税金の申告を行ってくれることになります。しかし株の投資によって得られた利益=所得に関しては年末調整の対象範囲ではありません。1月1日から年末の12月31日まで、年間の株取引をした内容についてしっかり把握しておく必要があります。


証券会社の口座選び

株投資だけに集中した意思、面倒な確定申告はできることならやりたくない、というのが本音の方も多いはず。そこで知っておきたいのが株取引をする際に開設する証券会社の「特定口座」です。源泉徴収あり or 源泉徴収なし の2種類があり 源泉徴収ありの口座を開くことで証券会社側が自動的に税金を天引きし納税してくれるというメリットがあります。


非課税?確定申告も不要なNISA

現物株取引をはじめ、投資信託など120万円までの投資ならそれらの取引で得た利益(配当金や譲渡益)に対して税金がかからない!という魅力的な制度がNISAです。NISA(ニーサと呼びます)とは、2014年から始まった少額投資非課税制度で、あらゆる投資家となりうる人たちなどに銀行の預金や資産などを投資に使ってほしいと、投資を活性化させるために作られた制度です。一般口座での株投資には20%課税されるところ、NISA口座の場合非課税となるわけですから利用しない手はありません。

株投資と税金の仕組みを知る上で、自分がどの位の規模で利益や損失を出しているかを把握することは非常に重要です。損益幅が大きい場合は確定申告することにより控除などを受けることもできるので、面倒がらずに年間の投資結果に向き合うことも大切になります。